インドと言えば、寝台列車。カジュラホの寺院群を観光 ・・インド⑤
一人でアグラ駅で6時間ボーっとして、電車に乗り込みました。
インド寝台列車で一人旅。カジュラホへ
実は、寝台列車は日本でも乗ったことがなかったので、私の人生すべてでも初めての寝台列車でした。
UP Sampark Kranti という列車に乗りました。
エアコン付きの3等列車(AC 3Tier)指定席です。 1066ルピー(1870円)
アグラ 23:10 → カジュラホ 6:35
シーツと簡単な掛け布団もついていました。昼は椅子として座って使い、夜になると2段ベッドとしてセッティングして使います。
インド人は、とにかく話しかけてきます。
寝台列車の中でもそうです。そして、プライバシーにも平気でガンガンと踏み込んできます。
「どこから来た?」
「どこへ行く?」
「名前は?」
「何歳だ?」
「仕事は?」
「結婚してるのか?」
「フェイスブックはやっているか?」
「電話番号を教えろ」
まず会話して仲良くなれそうかを確認してからフェイスブックなのではなく、「まずフェイスブックと電話番号」というのがインド流です。
私が一晩を過ごした社内の寝床です。小物を入れる網ポケットもありましたが、ゴミが入っていました。
アグラからカジュラホは、車窓の風景はずっと田舎で野原や畑ですが、眺めていて楽しかったです。
カジュラホ駅は終点だったので安心してボーッとしていました。予定時間通りに朝6:35に着きました。
カジュラホ駅に着きました。
リクシャーは手配してあって、カジュラホ駅から市の中心部へと向かいます。10km20分で100ルピー(176円)
カジュラホは田舎です。
世界遺産の寺院があるのですが、他は何もありません。
平均月収6700円です。農業か観光くらいしか仕事はなさそうでした。あとは個人経営の小規模店舗くらいです。
カジュラホ西の寺院群(世界遺産)を観光する
カジュラホは9~13世紀に中央インドを統治したチャンデラー王朝の都市。記録によると当時は85の寺院があったとされるが、現在はおよそ25の寺院が残るのみ。特に有名なのは西の寺院群と呼ばれる一角で見事な彫刻に覆われた寺院が集まっている。様々な彫刻を見ていくと、肢体をくねらせて絡みつく男女の像が多いことに気がつく。この男女交合像はミトゥナ像と呼ばれ、ヒンドゥー教のタントリズムに基づいたもの。男性原理と女性原理の結合が宗教的至福につながるという考え方で、性行為は真理へと近づく一つの手段とされる。ミトゥナ像以外にも、スタイル抜群のアブサラ(女神)像など魅力的な彫刻が多い。どの像も見事なまでの精巧な細工が施され、官能的なポーズをとってはいるが、淫靡さは感じさせない。むしろ開放感に満ちた技術的な美しさを見せており、エロティシズムを超え生きる喜びを全身で表しているかのようだ。
入場料は500ルピー(880円)
45℃を超える暑さの中、1時間ほど見てまわりました。

寺院の外壁を埋め尽くす彫刻の中で、最も印象的なミトゥナ像。これは男女の性交合を表現したものだが、性行為を快楽ではなく、神へ近づく手段としてとらえているのが特徴。
北部ヒンドゥー様式
ミトゥナ像ばかりに注目が集まるが、寺院の建築美も見逃せない。特に聖堂の上に立つシカラと呼ばれる高塔は、北部ヒンドゥー様式の特徴。華美な装飾で迫力に満ちている。

ホテルにチェックインしました。
ホテルスーリヤ(SURIYA)
エアコンつき。1泊1000ルピーのところを900ルピー(1600円)にしてもらいました。
入口は写真のようにせまいですが、中に入るとこのように中庭などあって広かったです。
良いホテルでした。お薦めです。
カジュラホでの次のイベントへと
つづく