ガンジス川で沐浴したら、額をペイントされました ・・インド⑫
サルナートからガンジス川へ戻ってきました。
マニカルニカー・ガートでの火葬見学
火葬を見るのも、バラナシでの予定の一つでしたが、事前の調査によるとここは強烈な詐欺が出るところでもあります。アドレナリンをマックスにして気合じゅうぶんでマニカルニカー・ガートへと行きました。撮影禁止でカメラを持っているとトラブルになるらしいので、カメラはバックパックの奥にしまっていきました。よって、画像はありません。
声をかけてきたのは2人いました。
「この近くで店を経営しているんだけど、ガイドしてあげます。」
「観光客は、あの2階の建物からじゃないと見学しちゃダメだよ。ついて来い。」
両方とも事前にチェック済みの詐欺の手口そのままだったので、無視で軽くパスして火葬している真ん前まで行ってしばらく見学しました。
死体が次から次へと運び込まれて来ました。
死体はすべて布にくるまれていたので、焼いている場面でも体が見えるわけでもありませんでした。
毎日45℃を超えていましたので、火葬場はさらにかなり暑かったです。
沐浴!
マニカルニカー・ガートでの火葬見学を終えて、沐浴の場を求めてダシャーシュワメードガートまで戻ってきました。
インド人がたくさんいると何かと声をかけられそうでしたし、見られるのも恥ずかしいので、落ち着ける静かな場所を探しました。
このあたりがちょうど良さそうです。
降りて行って服を脱ぎました。
頭をつけた瞬間です。
見事に達成しました! 沐浴、達成です!
その後も、病気になることなく無事でした。
しかし、川に入ると底はヘドロで足の裏はヌルヌルッととても気持ち悪かったですし、水の色がご覧の通りで汚いです。ガンジス川には焼いた死体の灰も流しますし、焼かない死体もそのまま流すそうです。ありとあらゆる強烈な雑菌がいるようなので、沐浴する場合はくれぐれも気をつけて下さい。間違っても水を口に含んだりしない方がいいです。インド人はやってますが、子供の頃からインドで育ってきた彼らは免疫力が違うはずです。
沐浴を終えると、おじさんが声をかけてきました。
「どこから来たの?」
「そのカメラで私を撮ってくれんかね?」
パシャリ
バラモンと思われる人たちが話していて、その話を若者たちが神妙に聞いています。
沐浴を終えて一人でジドリをしていたら、このバラモンらしき人たちにつかまりました。
額にペイントされました。(ちなみに真ん中の線はシバ神の「真ん中の目」を表しています)
体にもペイントされ、お祈りもしてもらい、良い思い出となりましたが・・・
寄付を要求されて100ルピー出したのですが、出した後もしつこく要求されて結局300ルピー取られました。
ヒンドゥー教のお坊さんって、そういうものなんでしょうかね?
みなさんも注意して下さい。
ペイントしてくれたり、お祈りしてくれたり、写真を撮ってくれたりしますが、何度も何度も寄付を要求されます。
ペイントされた自分をジドリして楽しんでいたら、遠くからものめずらしそうに見られていました。
「何だ? あの人」
しかし、沐浴する外国人に対しては、インド人たちは総じて好意的な雰囲気でしたね。
つづく