インドの警察には、ワイロを払ってしまえ

 

インドに住んでいる日本人から聞きました。

インドの警察は基本的に何もしてくれないそうです。

ワイロが当たり前、というよりも、むしろワイロで動きます。

 

 

インド人の警察

 

 

インドの警察は何もしてくれない

 

インドで日本人がアイフォンを盗まれた時の話です。

帰ってきた警察官が言った一言、

『ここは俺たちの管轄外の地域だ』

いやいや、本当に数メートルの距離でしょと突っ込んでも、「お前達は別の交番に行く必要がある」との一点張り。・・・(中略)・・・

しかしここはインド。こうなると取られた事よりも、インド警察の非協力さに泣けてきます。

― 女子大生、インドへ行く「インド警察と揉めた話。インドで窃盗に遭うとこうなる」より―

 

 

 

インドの警察はワイロが目的

 

インドの警察は、時に、一生懸命に交通違反を捕まえ始めます。

しかし、それはワイロを稼ぐためでした。

・・・その大半は、罰金ならぬ、警官へのチップで事無きを得ているのです。それは日常の一部と言っても過言ではありません。

― 黄金の国ジパング「ケンカ?事故?ワイロで何でも解決するインド警察」より―

 

ワイロを出す手

 

 

日本人は、警察からもカモになります。

 

インドへ留学した日本人のブログからの引用です。

バイクはインド生活を非常に快適なものにしてくれるわけです。

ただし、少しめんどくさい点があります。

それは、警察につかまるということ・・・ワ○ロ目的で・・

外人の場合、別になにも悪いことはしなくても、結構つかまります。

― INSTUDY「インドの交通警察はハンターが多い」より―

この後、

警察 「1000ルピー払え」

日本人「それは高すぎだ。400ルピー」

警察 「じゃあ、500でいいから払え」

 と、ここでもいつものインドの風景がくり返されたようです。

 

 

 

インドの役所もワイロ

 

インドは役所の仕事もワイロで動きます。インド人と結婚してインドに10年住んでいる日本人のブログから引用です。

インドで免許証を取る外国人友人も多いのですが、インドのお役所ですから、何事も賄賂で話がつくことがほとんどです。

多くの友人が、免許証の申請料+チップを警官に払って、免許証を取得しています。払わない者は、何度もお役所へ足を運び、時間をかけなくてはならないからです。

―黄金の国ジパング「ケンカ?事故?ワイロで何でも解決するインド警察」より―

 

役所の窓口

行列

インド人からコメントがついていました

私たちはインド人ですが、夫婦でパスポート更新の際に、更新料以外のお金を役人に要求されて、更新できました。(インドの名無しさん)

 

警察に行く=賄賂を払うというのが一般的な常識。(インドの名無しさん)

 

 

 

インドの闇は、教育レベルの低さから来ている

 

インド社会は、ワイロで動いているワイロ社会です。

どうしようもない話ばっかりで、インドの警察や役人にはガッカリですが、インドではあちこちで見たり聞いたりする話です。

日本では考えられない。

 

このインドのどうしようもなさは、教育の質の低さから来ているのだろうと思います。

小学校5年間と中学3年間の8年は、義務教育にはなっていますが、教育状況はまだまだダメです。

 

・810万人の子どもが就学していない(そのうち郡部の子どもは670万人である)

・2000万人の子どもが定期的に学校に通っていない

・8年生になる前に国全体で48.8%が退学する

・8年生になる前に55.2%の低カーストの子どもが退学する

・2015年までに120万人の教員に研修が必要である

・女子の就学率は男子よりも8.8%低い

・54%の学校しか女子トイレを持ってない

― ユニセフ基礎講座「インドでの無償義務教育普及の取り組み」より ―

 

スラム小学校の子供たち

 

小5までに20%の子どもが中退していくそうです。

子供が学校に行ってないのは、親が通わせてないということです。

郡部、つまり田舎、女の子、低カーストの子どもたちは厳しい教育環境です。

教員の質も低く、まともに正しいことを教えられない先生がたくさんいます。

 

 

 

良くなってきているインド

あしあと

しかし、国全体が経済力をつけてきて教育も進んできて、都市部を中心に、状況はかなり改善しているようです。

インドも20年前とはかなり違っているそうです。

また、昔だって良いインド人もたくさんいたのだろうと思います。

 

でも、そうは言っても、インドはインドです。

インドに行った時は、インドはワイロ社会だということは知っておいて下さいね。

何か許可を取ろうと役人を相手にする時、インドで警察に何かしてもらおうとするとき、そして警察からインネンをつけられたとき、心の準備をしておきましょう。

 

自分は悪いことをしていないのに、犯人扱いされるかもしれません。

もしインド人から理不尽な暴力を受けてもインドの警察は何もしてくれません。そして暴力をふるったインド人が良いことになって、あなたが悪いことになって金銭を要求されるかもしれません。

めちゃめちゃ頭に来ますよね?

でも、ここはインドなのです。

 

腹が立ってもどうにもならない。

解決の手立てがない。

 

郷に入っては郷に従え。と、いうことかもしれません。

もし、そんな状況だったら、怒りをこらえてワイロを渡して下さい。

そこは日本でなくインドなのですから。

 

道徳といえば、宗教だと思いますが、ヒンドゥー教ってどうなのでしょうか?

ごっつい本を読んでみましたが、今一つわからないです。

インドの残念なところの原因が、ヒンドゥー教なのかどうか? よくわからないです。

 

それがインドなんだから仕方ないという考え方もあるかもしれませんが、やはり、インドにも良くなっていって欲しいですし、そのカギは教育にあるはずです。

 

 

 

 

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