インドで一人旅のアグラ城、そして駅で6時間ボーッとする ・・インド④
インド旅行2日目のアグラ観光です。タージマハルを見てランチを食べて、アグラ城に行きました。
アグラ城は広かったです。そして暑かった・・。
アグラ城は1565年から10年をかけ、ムガール帝国第3代皇帝のアクバルによって建てられた。高さ20mを誇る赤砂岩の城壁に囲まれ、赤い壁は2.5kmに渡って続いている。広々とした城内には王族の住居や謁見の間、モスクなどが建てられ、どれも個性的なデザインである。これらはアクバルだけでなく、その後にアグラ城を居城としたジャハンギール帝、シャー・ジャハーン帝が建てたものも含まれる。特に、タージマハールを建てたシャー・ジャハーン帝は、アグラ城でも贅を尽くした建物を造営。そして、あまりの散財ぶりを見かねた息子によって城内の塔に幽閉されてしまった。
アグラ城に来ました。
世界遺産です。入場500ルピー(870円)
入口のところには金属探知機のようなゲートがあり、銃を持った軍人ぽい人がいました。
ただ、探知機はずーっと鳴りっぱなしだったので、機能していたのかどうか疑問です。
ディワニ・カース
貴賓謁見の間
リスがいました。
手を出したら・・
ガブッ
かまれました! まさかのリスからの噛まれ。
エサかと思ったんでしょうかね? オイデオイデのつもりだったのですが・・・?
甘がみだったので痛くはありませんでしたが、噛んだ意図がよくわかりませんね。リスも私のオイデオイデの意図がよくわからなかったのかもしれません。
インドでは動物が人間を恐れないです。
ナジーナ・マスジッド
貴族専用の白大理石のモスク
インド人観光団体とガイド
アグラ―城からタージマハルが遠くに見えます。
「バザール」とは、濃厚マンツーマン営業のことでした。
アグラ城の観光を終え、あとはお店を連れて回られました。
最初のリキシャーとの話では、「Basar(バザール)」ってことだったんですけど、私はマーケットに行くのかと思っていたのですが、一軒一軒お店を回るということだったのです。しかも、コミッション(売れればマリックに何割か入る仕組み)がかかっていて、すべてコテコテのマンツーマン営業なので、お気楽に買い物をするという感じではなく、けっこう苦痛でしたね。楽しんでいこうというマインドで臨みましたが・・・、疲れます。
シタールを弾くお土産屋のおじさん
日本でシタール教室の講師をしていたことがあるそうです。頼んだら私一人のために弾いてくれました。良い思い出となりました。
回った店は
- 大理石の加工品
- じゅうたん
- インド服
- 宝石
- 雑貨
- 紅茶
でした。
1件1件まわってインド人の濃い営業をマンツーマンで相手するので、最後の方はフラッフラ(または朦朧モウロウ)になりました。インド人のストロングハートは日本人は少し見習った方がいいかもしれません。
私が買ったのは、クルタ&パジャマとストール 3000ルピー(5200円)、Tシャツ 1100ルピー(1900円)、ダージリンティー 350ルピー(610円)でした。
全部高めで買わされましたが、特にクルタ&パジャマはひどいボッタクリ価格だと後で判明しました。後日、プロのインド人にせいぜい1000ルピーだと教えてもらいました。
「だまされた!」と少し興ざめしましたがモノ自体は気に入って買ったので、このクルタ&パジャマを、この後はずっと着て旅を続けました。実は、旅行に行く前から、インドに行ったら現地の服を買って、それでインドを回ろうと決めていたのです。
アグラ駅で6時間ボーッとするという過ごし方。
夕方、駅まで戻って来ました。
アグラ駅前です。まだ夕方5時で、電車が23:10発なのでまだ6時間あります。
駅のホームにいたドイツ人バックパッカーに声をかけて話してみても、今一つ話は盛り上がらず。6時間楽しく話し込むのは相当な語学力がないと無理ですね。
どこかレストランでゆっくりしようと、とりあえず、駅前から歩いてみますが・・・
こんな感じのストリートが続きます。
バナナや果物を売っています。屋台の上で蚊取り線香を焚いてました。
道はこんな感じで汚い。
野良牛の糞もあちこちにあります。
日本人が歩いていると、ガンガン声をかけられます。
断っても断ってもついてきて、めんどくさい。
ずっと歩いたら最後は道だけになって何もなくなったので、駅に戻ることにしました。
グーグルマップがつながっていれば、少々遠くても歩いて行けるのですが、アグラでは電波が通じませんでした。道に迷って暗くなるのが怖かったので戻りました。
旅先でグーグルマップが通じないととても不安です。グーグルマップは本当に偉大です。
駅に戻ってきて駅前に座り込んで、インドをじっくりゆっくり見て、インドを感じておこうということで、駅前の様子をずーっと観察していました。
駅ではインド人は座り込むようです。
何時間も電車が遅延するのは当たり前なので、覚悟を決めて待つということでしょうか。
隙間なくみんな座り込んでいます。
駅の構内に犬が普通に寝ています。
野良犬で皮膚が汚い。何かの皮膚病でしょうか。かゆそうに皮膚を噛んでます。
こっちの犬も皮膚病っぽいですよね。
駅の外で、地べたに何か敷いて座り込んでいるおじさん
野良牛が食べ物をねだりに寄って来たのを、牛の顔面をグーでパンチして追い払ってました。
日本では絶対に見ることのない風景でした。
若い男性5人組が誰かを待っているようです。友達を待っているのだろうか?
男2人組と、その向こう側にはタクシーやリクシャーの手配所です。
暗くなってきたので、駅構内へ入ってウロウロしたら電車を待つ人のための部屋があり、そこは冷房が効いているので、そっちへ移動しました。
その待合室は、2等級以上でないと利用できないようでたまに駅員がチェックしに来ました。
部屋で休んでいる人を呼んで名前を聞いたりキップをチェックしていました。
私も呼ばれて何かチェックされて、彼のノートに何やら書かれました。
部屋の奥にトイレとシャワーがついていて、シャワー室は汚かったですが使いましたし歯も磨きましたよ。
駅にシャワーがついているっていう状況がよくわからなかったのですが、インドだからっていうことですかね。
タブレットで「指差し会話」を開いて、インド語の勉強などしてみましたが、全然頭に入らないもんですね。
すると、私に興味をもって話しかけてきたインド人がいました。
家族連れで奥さんと小~中学生くらいの子供が3人いるお父さんでした。
お互いに英語が上手でないので、片言の会話しか出来ませんでしたが、お互いヒマだったのでけっこう長く話して楽しかったです。
私は夜23:10の電車でまだまだ何時間も待たなくてはいけないと話すと、彼らの電車は翌日だそうでビックリしました。
なんで電車がくるのが翌日なのに駅の中で待っているのかよくわかりませんでしたが、電車の接続の関係かもしれませんし、宿泊費を浮かすためかもしれませんし、それがインドではきっと普通なのでしょう。
駅の中の売店でサモサを買って食べました。
サモサ・・・インド料理の軽食。ジャガイモ、玉ねぎ、エンドウ豆、レンズ豆、羊のひき肉をゆでてつぶした具を味付けし、小麦粉と食塩と水で作った薄い皮で三角形に包み、油で揚げたもの。
翌日のカジュラホへと
つづく