インド一人旅は、ニューデリー駅での詐欺師との対決で幕を開けた! ・・インド②
インドへの一人旅が始まった! ワクワクよりも、どっちかというと試練
畏怖と憧れのインドへ、1か月のインド学習をへて私は飛び立ちました。
成田空港からインドへ
搭乗口へ向かいます。
搭乗口まで来てみると、ターバンを巻いたインド人が何人かいました。
別に会話するわけでもありませんが、インド人を近くに見るだけで緊張しましたね。
私にとってインドは、楽しさのワクワクよりも、緊張感の方が先に来ます。
朝起きたらメールで飛行機の遅延が連絡されてました。
11:30発のJALでしたが、2時間遅れるとのこと。
そんなこともあるんですね。
ニューデリー到着17:35(現地時間)の予定が19:35と遅くなります。
なにしろ初めてですから、暗くなる前に宿にはチェックインしておきたかったところですが、現地に夜の到着となります。
少々プレッシャーが高まりました。
いました! 離陸を動画で撮る人。(ただし日本人でなくインド人)
私も窓際だったら離陸は録画します。
機内食その1
機内食ってなんでこんなにおいしいんでしょうかね?
離陸が無事に済んでホッとひと安心した雰囲気の中で出てくるから、おいしく感じるのかもしれませんね。
機内食その2
フライトは9時間でした。
インディラガンジー空港
おお! ここに来た!
インディラガンジー空港です。
本でもYouTube動画でも、何度も見たシーンです。
この壁を見ながらエスカレーターで降りていきます。
「インドに来たんだな感」がマックスになります。
この後、イミグレでインド入国を済ませます。
入国審査を無事済ませて出てきたところです。
まだ空港です。
30分くらい悪戦苦闘して、なんとかWi-Fiがつながりました。
この後、地下鉄に乗ってニューデリー駅へと向かいます。
が、早速やられました・・・。
地下鉄のキップを買ったときに、おつりを100ルピーごまかされました。
しばらく歩いてから気づいたので、もう言っても取り返すには遅いのであきらめましたが、まさか地下鉄キップ売り場という公的っぽい場でおつりをやられるとは思いませんでした。
完全に油断していましたが、これで気合が入りました。
詐欺師との対決 ニューデリー駅
インドと言えば、詐欺。
そして、インドの詐欺と言えばニューデリー駅です。
観光客をねらってくるのです。
特に日本人は狙われています。ジャパニーズはカモなのです。
さあ! ついに来ましたっ! ニューデリー駅です!
アドレナリン、全開っ! 完全バトルモード突入!
地下鉄で空港からニューデリー駅まで来ました。
このマップの右上にある地下鉄出口から、地上に出てきたところです。
この後、陸橋を超えて駅の反対側に行きます。
メインバザールをまっすぐ進むと、本日の宿のアジャイゲストハウスに着きます。
ニューデリー駅前です。
さっそく道のど真ん中に犬が寝ています。
動かないので死体かと思ったら、普通に寝ているだけです。人をまったく気にせずに余裕で道のど真ん中で寝ているのです。
犬はまったく人を恐れてなくて、人と犬が同格である感じです。インドにいる間はずっとそうでした。犬に限らず、動物たちと人間が同格なんです。
まずは、ニューデリー駅の中へと入って行きましたが、向こう口へは行けませんでした。
行き止まりっぽいところで「こっちからは行けない」とインド人に声をかけられ、詐欺ではないかと思い逃げるようにまた外へ戻ってきました。
駅の中から向こう口へ行けなさそうなので、陸橋を渡って行くことにしました。
ここを通って階段を上がっていくのですが、荷物を通してチェックするようになっていて、はたして行っていいものかどうかがわかりません。
こんな風になっています。
てっきり電車に乗る人が荷物チェックを受けているものだと思いますよね?
電車に乗るわけではなく向う側へ行きたいだけの自分がここを通っていいのかどうか、わかりません。
で、よくわからずに係員の人に聞こうと思って近づくと、声をかけてくるインド人がいるのです。
旅行前の学習で、私は知識を得ていたので、まず詐欺だろうということでそこからいったん去りました。
もう一つ陸橋があったので、そちらに行ってみましたが、またもやインド人が私に声をかけてきます。
アジア人っぽい人(どう見てもインド人ではない人)の後ろについて陸橋の荷物チェックに近づいていきましたが、そのアジア人には声をかけずに私を指差して何か言ってくるのです。これは日本人狙いなんだと直感しました。彼らは詐欺のプロなので日本人を遠くからでも一瞬で見分けるんだと私は悟りました。
声をかけてきたインド人を無視して、荷物(バックパック)を通してこのゲートを通過しました。結局、ここを通過した後はホームに降りて電車にも乗れるし(陸橋からホームへ降りられるのです)、ホームに降りないで反対側にも行けます。インドの駅には改札というものがないのです。キップがない人間もホームまではタダで行けるのです。
そして、ホームにも犬が普通にいますし、下手すると牛がいます。
駅のあちら側に渡るというそれだけの行程で、5人の詐欺師に声をかけられました。うち1人とてもしつこいのがいて歩いて去ろうとしましたが、ずっとついてきて最後に腕をつかまれました。私が気色ばんでにらんだところで、ようやくあきらめて去っていきました。
それにしても、荷物チェックをしているところに係員のような人がいて、これは警備員のような立場の人ですよね。彼らの目の前で、明らかに日本人をねらっている詐欺師が私に声をかけてきて「ここは通れないぞ」とウソを言ってどこかへ連れ去ろうとしているのに、この警備員のような人たちはまったく詐欺師を追い払おうともしないし、私を助けようともしない。まあ、腹が立ちますよね。
そもそも、ニューデリー駅には詐欺師がたくさんいるってことを日本人の私が日本にいながらにして知っているほどなのに、インドの警察は何もしないということなんですよ。
どうですか? みなさん? どう思いますか?
駅の反対側につきました。
メインバザーロードです。とても騒々しいし、道は汚いです。
ゲストハウス アジャイ
ゲストハウスに到着しました。
「アジャイゲストハウス」です。1500円。エアコンつきです。
受付のインド人となかなか英語が通じずに、かなり大変でした。
事前にネット予約してありましたので名乗れば大丈夫だろうと思っていましたが、証拠を見せろというようなことを言われ、スマホのメール画面を見せたらプリンアウトしろと言われました。宿にパソコンがあったので、それを借りて何とか自分の何かにログインしてネットで予約した画面を呼び出そうと四苦八苦しました。こっちは事前にネット予約してあるんだから、そっちが自分のサイトで確認しろよとハラワタ煮えくりかえりましたね。
また、あまりにも英語が通じないので筆談を始めようとしたら、受付のインド人は何だか反応が悪くて話が進まなかったのですが、後で他の人に「それは彼が英語が読み書き出来ないからだよ」と言われて合点がいきました。日本人だとリスニングやスピーキングよりも読み書きの方が出来るのが普通なので、ペラペラしゃべっていた彼が読み書き出来ないわけがないという思い込みが私にはあったわけですが、しかし、彼も読めないってひとこと言ってくれて良さそうなもんです。私は何とか彼に伝えようと、英文を必死に何度も書いては見せていたんですから。
そして、後から考えてみたら、ネット予約の件もおそらく彼が英語を読み書き出来ないから私にプリントアウトさせようとしたんだろうと合点がいきました。そしたら、先にそれを言えよって思いませんか? インド人は不思議です。
チェックイン完了です。
インドのトイレです。
紙はありません。
左はシャワー用のシャワーで、真ん中の小さいシャワーが、トイレ用のシャワーです。つまり肛門周辺を洗うシャワーです。
タージマハルへと
つづく