ジョーブログのヒッチハイク・無一文・アメリカ横断は感動した

YouTuber(ユーチューバー)のジョーをご存知ですか?

チャンネル登録は100万を超えていて、動画の再生も300万なんてザラのスーパーユーチューバーです。無一文でヒッチハイクでアメリカ横断旅行をするという企画動画を最後まで見て、とても感動したので、みなさんにシェアしたいと思います。

無一文でヒッチハイクだけでアメリカを横断するなんて、なんてベタな企画なんだと思いませんか? そう。旅行好きの人なら誰でも一度は「やってみようかな?」なんて思ったこともあるでしょう。しかし、本当に実行に移す人はなかなかいないと思います。また、実際にヒッチハイクアメリカ横断を達成した人もいるとは思いますが、それを動画に編集してYoutubeにアップまでしてあるのはなかなかありません。企画とか編集とか、かなりしっかりしていると思います。

軽い気持ちで見始めたら、グイグイと引き込まれて一気に最後まで見てしまいました。そして、最後は感動して泣きそうになりました。あなたも見ればジョーのファンになることでしょう。

久々に感情を大きく動かされましたので、わかったことや感じたことをつづります。

 

アメリカでもヒッチハイクは難しい

アメリカと言えば、あちこちでヒッピーがヒッチハイクをしていてそんなの日常の光景だと思っていましたがとんでもなかったです。5時間立ってても車が止まってくれないなんてごく普通のことで、まるまる1日中つかまらないなんてシーンもあって、私にとってはちょっと衝撃的でした。

調べてみましたが、アメリカでは州によってはヒッチハイクを禁止しているそうです。ヒッチハイクを装った強盗事件があったり、ヒッチハイカーが犯罪の被害者になったりすることが多いのが原因のようです。確かに見知らぬ人を車に乗せるのは勇気がいることで、乗せないのが普通だとは思いますが、アメリカはそうではないと思っていたので今回のこの動画はちょっとショッキングでした。

 

ジョーは路上パフォーマンスでかなり稼いでいた

ジョーブログでは、路上パフォーマンスでかなりドネーション(寄付)を集めていました。ナルトの服を着て空手の型のマネごとをするだけで1ドルとかポンポンともらえています。素人でも1時間で数千円とか平気で稼げるのです。

日本だとすごく歌やギターが上手いとか、本当の猿で猿回ししているとかっていうレベルでないと寄付はなかなかもらえないでしょう。日本では浮浪者にお金をあげているシーンとか見ないですよね。日本では誰もお金をくれる人はいないから、ホームレスの人たちもあきらめていて道端に座り込んでお金をもらおうなどとはしません。

ところが、外国ではお金をあげるのはかなり普通のことです。道端にホームレスの人はたくさんいますし、道行く人がお金をあげている現場も普通に見ます。タイやインドでも子供のホームレスがたくさんいましたし、子供たちはむしろ積極的にお金をもらいに来ます。そういうシーンも日本ではまずないです。

海外で無一文になったら、路上パフォーマンスに挑むのは有効だなと見ていて思いました。ジョーはパントマイム的に空手パフォーマンスをしていました。とてもプロとは言えないレベルでしたが、かなり稼いでいました。また、南米縦断では書道パフォーマンスをしていて、これはいいなと思いました。相手の名前を聞いて、それを漢字で書道で書くのです。南米にもかかわらず長蛇の列が出来てました。自分の名前を日本から来た旅人が書道で書いてくれたら100円くらい出してもいいなと思っても自然です。

 

教会が食事と寝床を提供してくれる

教会でボランティアの人たちがホームレスの人たちに食事を無料で与えて、また寝るところも提供してくれてました。日本でも派遣村とかありましたね。アメリカでは日常的にそういうことをしているようです。ジョーが教会にお世話になっている場面もありました。

 

アメリカの本物ヒッピーを見れた・・

ジョーは3人組のヒッピーと何日か行動を共にしていました。夜は焚火をしてお酒を飲んでギターを弾いて歌います。走っている貨物列車に飛び乗って無賃乗車をしますが、乗務員に見つかって降ろされます。

ヒッピーの人たちはふだん野宿をしていて、何日もシャワーを浴びてないので臭そうでした。マックに入ったところ警察に通報されて店を追い出される場面もありました。おそらく何かドラッグのようなものをやっているのか、ややイカレテいるような顔をしていました。

このジョーブログアメリカ横断動画で、現代のリアルで本物のヒッピーが見れて興味深かったです。

 

ジョーブログの感動は過酷さから生まれる

ゴールはニューヨークのタイムズスクエアでしたが、最後はとにかく感動的でした。これはやはり無一文で、しかも、なかなか乗せてくれる人が出てこない中でヒッチハイクでやり遂げたというところが最大のポイントです。これは旅行というよりは、むしろチャレンジ企画なのです。

一応、グランドキャニオンとゴーストタウンのデトロイト、ナイアガラの滝を観光してはいましたが、観光は重要ではなく、いかに困難な旅を達成していくかという過程が大切なのであって、車や宿を提供してくれる優しい人との出会いが感動を呼び起こすのです。清潔なベッドに寝れるということがどれほどうれしいことなのか、ごはんと味噌汁を食べられるということがどれほどありがたいのか、その喜ぶ様子を見ていると本当にうれしくなり感動します。自分が普段当たり前に思っている食事や住居が、実はとてもありがたいことなのだと気づかせてもらえて、とてもうれしいハッピーな気分にさせてくれるのです。それは旅の過酷さがなせる技です。

 

旅って何だろう?

国内でなく海外だというのは、言葉が通じないという過酷さの演出に一役買っています。しかし、過酷で大変なのがポイントだとしたら、別にアメリカ横断である必要もないし、もっと言えば旅行である必要でもなかったことになります。ハラハラドキドキがあって、そこを何とか切り抜けて「よっしゃー!」と叫ぶところに快感のツボがあるのです。

普通の人は、そんな旅はしたくないです。でも、そんな旅をしたらすごい思い出になってすごい自信になるのも間違いないでしょう。ジョーのやったような旅行をやってみたい気持ちもあるでしょうが、絶対にやりたくないのが普通でしょう。

旅の目的は人や時によってさまざまですが、旅という経験を積んで自分が少し成長できるっていう要素は楽しさの一つでしょうね。

 

「瞬発力の高め方」で、ジョーの考え方(人生哲学)を読みました。

私もジョーのファンになったので、さっそく本も買って読んでみました。

3分の2くらいが考え方で、3分の1が生い立ちやこれまでの活動について書かれています。ジョーさんは行動力が物凄いのが魅力なんですが、それでいて礼儀正しかったりきちんとしているところはきちんとしているのが、ただのヤンキーで終わっていない理由です。

私もすでに50歳になりますが、納得いく内容があちこちにありました。ジョーとは人生についてのアツくてマジメな話をじっくりとしたくなりました。エネルギーがくすぶっている若者たちや、日々に不安や悩みがあったりする人たちには、きっと何かを与えてくれる本です。ここまでアツいとカリスマというか宗教チックなものもあり、熱狂的なファンが出てきておかしくありません。

 

ジョーブログのヒッチハイクアメリカ横断は、見た人に勇気を与える。

ジョーブログの動画の下に、ファンからのコメントが載っているのですが、不登校の子供が「勇気をもらった。自分も明日学校に行ってみる」っていうコメントがあってシビレました。「ジョーのアメリカ横断を見たらそういう気持ちになるだろうな」と素直に納得します。自分にも何かチャレンジしたい気持ちが沸き起こっているのがわかります。ジョーブログの無一文ヒッチハイクアメリカ横断の一番すごいところ・感動するところは、この「人に勇気を与える」ところだなと思います。小さいことでウジウジしている自分が馬鹿らしくなってくるのです。

 

まとめ

アメリカ横断は絶対にいつかやろうと決意をさらに固くしました。しかし、自分はもう50歳ということもありますし、無一文ヒッチハイクは過酷すぎるのでやらないでしょう。それはカンベンして下さい。でも、現地の人ともたくさん交流しながら一人でアメリカ横断を必ず達成します!

早いところ老後資金をためて海外に飛び出したいという願望がより強くなりました。南米、アフリカにも行きたい。南極にも絶対行きたいし、アラスカでオーロラも見たい。ヨーロッパなんて行きたいところありすぎて訳わからないです。定年退職してからでは、全部行くことができるのかと不安になってきます。早く海外に出るためには、先立つものをためなくてはいけません。後先を考えなければ今でも出発は出来ますが、年齢的に無謀なので、ここは帰国後の老後資金の充実も含めての「チャレンジ」としたい。夢をかなえるための副業を必死に頑張ります。

若い人は帰国してからいくらでも仕事も見つかるでしょうから、どんどんチャレンジして良いと思います。

Youtuberとして成功しているのでジョーはすでに月収300万円だそうで、それを聞いてしまうとやや興ざめですが、でも、このアメリカ横断をしている時はまだそれほど売れていない頃だと思います。そう思うと、ジョーのヒッチハイク・アメリカ横断はやはり感動の心を持って見られます。

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